手と指を組み立てます。



人型のペーパークラフトでは毎回避けて通れませんが、作るのがちょっと面倒くさいパーツです。

デフォルメなモデルや、場合によっては省略する時もありますが、
何かを掴んでいたり、ポーズによっては手は重要な表現をする場合があるので
細かくても頑張って作らなくてはなりません。

それでも指は関節を一つ省略していますので、30%くらい作業が減っているはずですw



図の矢印の部分が丁度、指の先端部分になります。親指だけはちょっと特殊で

手のひらと一体になっています。親指は付ける位置を特定するのが難しくなりそうだったので
あらかじめ手の平のパーツに含めておきました。

手のひらは人差し指から小指までを切り落としたような構造に組み立ちます。

ビューワーで確認しながら、細かい折線もしっかりと付けます。

糊付けする前に双方のアタリを確認しながら、間違った所を付けないように注意します。

パーツが小さくて糊付けする所が多いので、ついつい作業が雑になりがちですが、
ペーパークラフトはもともと、コツコツと作っていくものなので、きれいに仕上げる為
音楽でも聴きながら、のんびりと作業する事を薦めます。



まあ、本人が作っても一発目は悩んだりして、出来はこんなもんなんですが・・・。



注意して欲しいのは手首から折り返しで、ジャンパーの袖部分の裏地が付くという事です。

上図の黄色線のような断面構造になります。後でジャンパーの袖に付ける時は
手首付近で折り返した糊しろのトゲ部分にジャンパーの袖を巻いて付けます。

同様にもう片方の手も作ります。





こちらの方が袖部分の裏地になる構造が分かり易いかな。

続いてジャンパーの袖を付けます。袖の部分から手首に付けて作って行きます。

ビューワーで右手、右腕、左手、左腕の区別をあらかじめ、つけておいた方がいいですね。

また、袖の付け始めの箇所に注意してください。糊しろの1つを付け始めの目印となるように
配置してありますので、確認してください。 間違うと大変な事になります。

作るのに時間のかかるパーツなので、やり直しは避けたいですよね。





同様にもう片方の腕も作ります。



初期段階の展開図では袖の取り付け開始位置に目印が無かった為、

ビューワーで確認するしか手段が無くて、慎重に見たつもりなんですが、

自分で取り付けを間違ってしまいました・・・・Orz

この角度では金剛棒がちゃんと握れません。詳細は後ほど。
(ダウンロードされた展開図では、糊しろの有無が取り付け開始の目印となっています。)

出来た腕を胴体に付けます。



動画内でも分かるように、途中右手の取り付け角度が大きく違うのに気付きます。



このままだと金剛棒が思いっきり傾いてしまいますね・・・。



・・・・・・・・。


捻ってなんとかならないかなあ・・・・。なんて考えていますが、そういうレベルのズレではないようです。



結局、こうなります。

手首ごと切り離し、角度を調整して再度くっつけ直します。

手首の中にはティシュを詰めて断面が歪まないようにします。切り離した手首側に
ちょっと糊しろを追加してあげて、袖の内部へと差し込み、接着します。

金剛棒の角度確認用にちょっと丸めた紙を握ってもらい、微調整します。



まあ、こういう事はよくある事です。

今回は組み立て精度の関係もありますが、わきの取り付けがちょっとタイトになったみたいで、
上手く棒が垂直にならなかったので、若干、手首を起こし気味に付けています。

実際にはこの辺はこの工程で脇部分を閉めたり広げたりをして、丁度良い角度になる所で
脇や胸の裏側に紙を貼って形状固定すると良いでしょう。

指の形成状態により、個体差がでるかもしれませんね・・・。

まあ、多少のズレは金剛棒自体が動かせるので、問題ないと思います。



ジャンパーのお腹部分、ザックの腰ベルトの部分を作ります。

動画はピント調整がうまくいっていませんが、工程自体はそんなに難しくありません。

ベルト部分は、厚みがある所と、そうでない所があります。
主に前面にのみ、厚みができるようになっています。



ジャンパーのお腹部分を下に伸ばしていくんじゃなくて、先にお腹から下のバックルと裾を作ります。

これは細かい作業が裾付近で多い為で、上半身と分けて先に下のパーツを組み立てた方が
扱い易くなる為です。

続き。

ここに上半身ごとくっ付いていたら、作業がしにくくなるのが、お分かりでしょうか。



続き。ジャンパー部分の底を作りフタをします。



底の部分には、厚紙を同じ形に切り出して貼っておくと上半身がしっかり固定できるようになります。

動画は欲張って髪の毛の取り付けまで進みます。ついでに耳を取り付けます。





このように、ジャンパーの中にすり鉢状のパーツが入って、円周が裾と接着されます。

ジャンパーの中に窪みが作られる構造になるわけですね。ここに下半身が差し込まれます。

このすり鉢状のパーツの取り付けは多分、精度が出しにくいと思います。
注意しなければならないのは、前後逆に付けないことです。
一応、糊しろで区別出来るようにしてありますが、うっかり間違わないように、
どっちが前か後ろか目印をつけておくと良いかもしれません。

また、このパーツは見えない所にはまる為、あまりムキになって精度を出そうとしなくても

大丈夫です。全ての糊しろが付いていなくても、対角線上に固定できれば大丈夫です。




髪の毛の後ろを伸ばしていきます。



髪の毛が全部付いた時の写真を撮り忘れてしまいました。

おかしいなあ・・・。撮ったような気がしたんだけど・・・・



しっかりと折り目を入れて作っていきます。しっかりと折っておいた方が作業がしやすくなります。



写真が無いので、仕方ありません。完成写真からの切り抜きで。

図のように髪の毛の中心付近で一度交差する構造になります。

動画です。



ペパクラしながらくだらない事をツイッターでツブやいているので、作業がよく中断していますねw



髪の毛の先端は本体にパーツがくっ付いた状態で組み立てるので、

他の部分に余計なボンドが付いたり、引っかかって破損したりしないように気を付けます。



髪の毛が出来ました。ここまでくれば一安心です。



>次ページ (NEXT PAGE)



PAGE.1. PAGE.2. PAGE.3. PAGE.4. PAGE.5. PAGE.6. PAGE.7.



inserted by FC2 system