続きです。上着の袖、腕、胴体を
作ります。
袖口。胴体の襟に付ける前に、腕と接合しておかないと作業がしにくくなりますので、
腕を先に袖口に取り付けます。
腕の内部に潜り込むように「のりしろ」を付けていきます。ここが袖口の白い部分の
裏側に接着されるのりしろ部分自体になります。
こういう事ですね。
試しに袖口を腕に巻いてみたら、どういうわけか巻き切れなかったので、
腕ののりしろ部分に切れ目を入れてちょっと容積を小さくする工夫をしています。
裏側に接着され、付け根部分としての強度のアップも兼ねています。
ここでお詫びしなければなりません。
筒状になった別パーツ同士の接着角度に固定目印がありません・・・
どの面がどこに付くかによって、腕の回転角度が決まります。
ロール状になっている腕の切れ目と袖口の切れ目をビューワーの３Ｄ画面で
それぞれ確認していただいて、付けてもらうしか方法がありません。
実は自分でも角度を間違って付けてしまって、後で切り離して再調整した経緯があります。
申し訳ありません・・・。
多分、この位置に付けると右手が前に来すぎる状態になります。
腕の中には丸めた紙を貼り付けてあり、あらかじめ強度を増してあります。
ここの腕の回転角度が変わると、当然手の位置も変わってしまいますよね。
分かりづらいですが、手首がこの位置にあれば正常な位置になります・・・・（Ｔ Ｔ）
胸のふくらみはまあるく作ります。まあるくね。
↓この右腕と袖口の切れ目の関係から判断して接着してください。一個ずれて付く事が
分かりますでしょうか。
マジでごまんなさい。
で、腕を付けたら、腰まで順番に輪切りになっていますので、順にパーツを付けていきます。
腰の部分の塞ぎ方は、そのまま普通にフタをすると歪んでボコボコになり、
下のスカートとの接地が悪くなります。
ピンクの「フタ」と同じ型どりをした厚紙を作ってしっかりと固定して塞いでください。
強度的にもここがしっかりとしていないと上手く作れなくなります。
ただの板のままだと、例によって指が入らなくなって最後が上手く付けられない上、
塞いでしまうと内部の補強ができなくなります。
最初に補強すればいいじゃーん。と思うかも知れませんが、そうすると今度は
補強した分、突っ張ってしまって本来の断面に戻せなくなり、フタの形に合わなくなりますｗ
もう、お分かりですね。塞いだあとからでもメンテナンス可能なように穴を開けておけばいいんです。
こういう事です。厚紙の厚さの分だけ断面が出来ないように裏側から貼り付けます。
腰の断面がこれで固定できるので、しっかりと内部の補強を行います。
補強ができたら、元のピンクのフタを上から張って穴を隠します。
どうせスカートがぴったり付くので、このままでも差し支えありませんが。
スカート。
ここが腰の断面と接着されるわけですが、ぴったりとくっ付けるために、腰と同様、厚紙が裏に
貼り付けてあります。
プリーツ状のスカート。個人的にはもっとヒラヒラな感じにしようかと思いましたが、
公式のＰＶでも有り余るポリゴンをもってして、わりとピンとさせているので、
あえてそのテイストでいくことにしました。
ちょっとだけ、前と後ろでプリーツのバラけ方に変化を付けて、腰骨とお尻の存在を
アピールできるようにしてあります。
問題のスパッツ。 ＜どこが問題 ・・・いや、問題だよな
微妙な色使い。ゲーム画面から判断するに、モモの部分にちょっとだけステッチ跡とテカリが。
体重のかかり具合によってお尻はよじれますよね ｗ
よじれるんですよ。エエ。
そして靴。
実はこの靴が作りたくて今回のモチーフを選んだといっても過言ではないほど。
それほどまでにこの靴はカワイイ。
色使いもかわいいし、なによりこの丸っこいカタチがなんともいえません。
ポリゴン数もかなり使ってあるので、作成は困難かも。と思っていましたが
割とすんなりと出来ました。
靴底に厚紙、そしてつま先やかかとを裏紙を貼って補強しています。
徐々に上に伸ばしていきながら、補強もしていきます。
太い足がチャームポイント。なかなか良い出来になりそうです。
生っぽさというか、生き物っぽい雰囲気が出せているので、作っててうれしくなります。
膝小僧。ポリゴン数を抑えながらも省略できない箇所ですね。
こうした人型としてのポイントを捉えつつ、且つデフォルメであることにコツを感じる絵なのが
この人のキャラデザインなので、こちらもその流れに乗りたいです。
どう見ても、棒ではなく足に見えますね.。ペーパークラフトやってて良かったかもｗ
|
