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作ってみましょう。





展開図はA4サイズ14枚+解説2枚です。


ペパクラデザイナーホームページからダウンロードできます。

すみません。展開図ミスがありました・・・(2014年11月16日)

訂正して再度アップいたしました。上記以前にダウンロードされた方、申し訳ありません。

オリジナルキャラ パン子(再) ←P1144.zip (4568KB)

I'm sorry・・・.
The last file had a mistake.
The parts of the face are substituted. (2014-11-16)

Pan-ko Pattern Data Download.←P1144.zip (4568KB)

ダウンロードしたZIPファイルを解凍すると、パン子ペパクラ.pdoファイルがあります。

さらに、以下のツール、ペパクラビューワーをダウンロードしてPDOファイルを読み込んでください。

一部機能はライセンスを購入しないと使えませんが、印刷と組み立てガイドで使う分には

無料でそのまま使えます。(これがないとまず組み立ては不可能です。)

使い方を覚えてください。

←PDOファイルが読めます。

←English Ver

印刷は0.12mm厚の紙(EPSONのスーパーファイン紙)がおすすめです。
0.12 mm of the thickness of paper is recommended.

プリンターにもよりますが、20%くらい濃いめに印刷した方が肌色的に良いようです。

ビューワーの機能をよく理解して、確認しながら作ってください。

使用する道具は


これでないと駄目だというものではありませんが、参考までに。

のりは水っぽいものは避けましょう。速乾のボンドが良いと思います。
細かい所があるので、デザインナイフがあると良いと思います。
細かい糊代や狭い場所での作業がありますので、先っちょの細い棒があると便利だと思います。



今回のパン子は細かい顔の作成が全体の難易度の9割くらいを占めているので
こんなリングライト付きの拡大鏡を使ってみました。

細かい所を切り取るのに重宝します。



顔のパーツ切り出し。


細心の注意を払い、パーツを切り出します。

まずは目から。


細かくて面倒ですが、表情に大きく影響するのでしっかりと作ります。



眼球部分とのりしろとの間には段差を作ります。

段差は一定ではなく、深い部分と浅い部分ができます。
上手く段差が作れると目は平面ではなく、丸みを帯びるようになります。

瞳の切れ込みは下から中心に向かう白い線部のみになりますが、

糊代が小さいため、接着しても剥がれ易いので裏から紙を貼ると良いでしょう。



糊が乾いたら、瞳と同じ大きさの堅い丸いもの(何でも良いです)にぎゅっと押し付けて

眼球の丸みをさらに付けます。

それをこの輪郭部の目の位置にはめ込んで接着します。



このようになります。





ちょっと歪んだところもありますが、今までのペパクラとは

違うオーラが出ていますねw



マナコと目じりを凹ませてほほを前に突き出すことで立体的にします。
眼球入りモデルとしては、まずまずの出来になりそうです。



次は最大の難関、唇。


これが一番難しく、また、今回のペパクラの見栄えとしての一番の特徴部分です

パーツを見るだけで心が折れそうですが、これさえ上手くいけばあとは普通のペパクラです。



唇の位置決めとして、最初の一段目は上唇に付けておきました。

こうすることで、ズレを無くし、また、接合段差を少なくできると考えたのです。

上唇の部分がガタガタだと表情に大きく影響するので、これまた細心の注意を払います。

10分くらい呼吸を止め、きっちりと作ります。




2段目・・・

糊代が付けるパーツよりも大きいので、少し切り取った方がいいかもしれませんね。



そして下唇。これは積み上げではなく、あらかじめ別に作っておきます。

(その方が組み立て易いでしょう。)

付けた時にはみでる糊代は丁寧に切り取ります。

口元の出来が荒いと、がさつな表情になってしまうので

端っこまできっちりと展開図の指示通りに折込みを入れます。



・・・にぱー。


コレだけ見るとなんだかちょっと不安になりますが、最終的な仕上がりを信じて作業を続けます。



顔は継ぎ目が目立たないように、慎重に付けていきます。

複雑な起伏があるパーツ同士は微妙にズレが出てくるので、最初に付ける糊代は

ズレが出ちゃうといけない所を選びます。



この場合、鼻の真ん中でしょうか。

糊がはみ出ないように・・・・指の糊が紙に移らないように・・・・

パーツ同士を付ける前には、あらかじめ丸くクセを付けておいてから

かみ合わせていくと、一部に極端な負担がかからなくて済みます。





こうすることで、平面な紙同士を曲げながら付けていくよりも、より展開図に
沿ったスムーズな曲面が作れます。




ふう〜・・・ここまでで半日はかかります。


わずかな誤差なんですが、それぞれの接点で起きるズレが少しずつ重なっていくと
同じ展開図を使っていても、全然仕上がりの違うものになります。

顔については、多少大袈裟な起伏を目指して作っていくくらいで
ちょうどいい感じです。

作っている途中は多少歪んでいても、後で周りが付いて固定されていくことで

だんだんと整っていきます。

口元や唇のまくれ具合を細い棒などで調整しておきます。

あまりやりすぎると

破れます。


わろえない・・・

そして・・・作っていても何も楽しくない
口蓋部






面白くないんですが、これがないと口が開けられません。



細かくってちょっと分かりにくいかもしれませんが、自分の口の中がどうなってるか

想像しながら作るとイメージしやすいと思います。

変に八重歯的な要素も盛り込んだ為にさらに難しくなっています・・・



最終的な形はこうなります。肌色に見える部分が顔の裏側にくっ付く部分ですね。

羽のようになっている所の折り目を深く付けると構造が理解しやすいと思います。

まあ、分からなかったら、適当に顔の内部に貼り付けてください。

結局、位置合わせは口から歯が見える状態で調節して固定しなければなりません。



眉毛を作り、慎重に位置決めをしてペタリ。

口蓋部を口の裏に貼り付けます。



ドヤア


ちゃんと口の中が見えています。

ちょっと眉間で失敗して、(シミが付いてしまったので無理やり切り詰めた為)
影が出来ちゃったのと、

鼻の途中に段が付いてしまったけれど、どうにかこうにか作れました。

まあ、こんなもんでしょう。


顔さえ作れれば、こっちのもんです。


口蓋部はあまりしっかりと接着しなくても大丈夫です。
多少中でプラプラしてた方が、微妙な調節が出来て都合が良いのです。

プロジェクトパン子、技術的な問題はクリア


次は髪の毛です。



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パン子 高解像度ギャラリー<Pan-ko Gallery>




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