Page.2長いことリアル系3Dデッサンが続きました。そこで得られたものは確実に 自分の能力の底上げになったと思います。 しかし、造形がリアルであるということが全て良いという訳ではありません・・・。 おかしなもので、ずっとリアル寄りな描写ばかりしていると、 デフォルメの良さがあらためて分かるというか、むしろ あれこれと線を増やした描写よりも良いように思えてきます。 ふと以前のモデルを見ると、コッチの方がカワイイんじゃないの? となるわけです。 だったら・・・このモデルにありったけの技術を詰め込んだらどうか。 デフォルメの可愛さを残したまま、リアルな表現が出来るモデル・・・ ポージングは頂点移動ではなく、ボーン構造により容易に行え、 レパートリーが増やせるモデル (こんなものに丸一日かかったりしないような) 表情はテクスチャではなく 眼球が入り、まばたきし 口を開けられるようにし まゆを動かし あらゆる表情をスライダーで調整出来て、そして 髪やスカートがなびき 全身で踊り、歌い、喋り・・・動く喜びを表現する つまり、それは・・・
なぜなら、たった1ポーズを作るのに我々は数日を費やしていますが、 MMDはほんの一瞬です。どんどんポーズをとれています。 モーションデータのトレース機能のおかげで、それこそ無限のポーズをとれるように なっているのです。 方やペーパークラフトのポージングはというと・・・ ポリゴンの一つ一つの頂点を頭の中に描いたイメージのポーズに重なるように 一個一個移動をしています。つまり、全頂点の移動を手作業で行っているのです。 (人にもよりますが・・・) 大抵の人はその1ポーズを作っただけで、力尽きてしまいます。 うんざりしてしまうのが現状だと思います。 だがMMDともなれば、そんな事はありません。
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